衣生活分野
伝統文化「着物模様ワーク」
対象校生以上
授業の趣旨
きもの文化は、日本の気候や生活の中で培われてきたが、日常着が洋装化し、既製服が普及した今日、若者がきものに触れる機会は少ない。このような状況から2017年、3月公示の今回の中学校学習指導要領には「日本の伝統的な衣服である和服について触れること」と明記され、和服について触れることが必修になった。この学習のねらいはきもの文化を日本の伝統文化の一つとしてとらえ、大切にしようとする態度を育み、伝統文化を継承する大切さに気づくことである。自国の文化の価値を理解し、自信と誇りを持つことは、国際社会において、異文化を理解し、尊重する態度を育むことにつながる。グローバル化する社会で、日本の文化を尊重し、その良さを発信でき継承できる人材の育成が期待されている。
きものの模様には日本人独自の美意識が表現されている。本授業では班ごとに用意された祝い着に描かれた模様を生徒たちが協働して探す『模様ワーク』を実践する。教材として「模様カード」と祝い着などの伝統模様が描かれたきものと一緒にした教材と模様の名前と意味を探すことが出来るe-learning教材を用いる。カードが出揃ったら祝い着を象徴する模様や込められた願いについて話し合わせる。その後、自分が着物の柄を選べるとしたらどんな柄を用いてどんな想いを込めたいか考えることで、伝統文化伝承の担い手としての意識を持てるようにする。以上の実践からきもの文化への理解を深めるとともに、伝承意欲を向上させることを目指すことを目的とする。
前時 浴衣着装実習
授業までの宿題
お宮参り、七五三、卒業式など着物を着たことがあるか保護者に話を聞いてくる。可能であれば、その時の写真を見たりもってきたりする。
本時の目標
着物に込められた思いを知り、日本の伝統文化について理解を深める。
授業の流れ
>>授業の概要時間 (分) | 授業の流れ | 教師の支援 |
---|---|---|
導入 (10分)
|
|
|
|
ワークシート(WS)配布 | |
|
|
|
展開 |
|
各班で用いる模様の教材※1をLMS(ジャムボードかTeams等)で共有しておく。 >>模様ワーク1(PowerPointデータ) >>模様ワーク2(PowerPointデータ) >>模様ワーク3(PowerPointデータ) >>模様ワーク4(PowerPointデータ) >>模様ワーク5(PowerPointデータ)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
まとめ |
|
※3 祝い着に描かれた模様の場所と意味(解説編)
http://ynu-satsumoto-labo.ynu.ac.jp/kimono-pattern-quiz/answer-pattern-quiz/index.html
|
教材データのダウンロード
授業の概要(PDFデータ)
授業スライド(PDFデータ)
「着物文化を学ぼう」ワークシート(PDFデータ)
模様ワーク1(PowerPointデータ)
模様ワーク2(PowerPointデータ)
模様ワーク3(PowerPointデータ)
模様ワーク4(PowerPointデータ)
模様ワーク5(PowerPointデータ)