住生活分野
伝統文化「A君一家の問題を解決しよう!」
対象 学生以上
授業の趣旨
>>授業の概要
平成20年公示の中学校学習指導要領では、我が国の郷土の伝統や文化を受け止め、それを継承・発展させるための教育の充実を図る事が求められている。そこで、家庭科の住領域において「畳」を取り上げ、住文化継承のための視点を育むための実践を行う。実際には日本の住宅内において和室の需要が低下しており、イ草農家も年々減少している現状がある。畳が日本の住宅には古くから存在していても、その理由や機能などについては知らない人も多い。歴史的な価値や機能性等について知らないと、より今後は畳や和室空間は減少し畳産業も廃れていく事につながるだろう。
現行の中学校家庭科の教科書において「畳」に関する記述は和式や洋式の起居様式の違い、和室の作りなどが中心に記載されている。それに加え、畳がなぜ日本の住宅に取り入れられるようになったのかといった歴史的背景、また畳の持つ機能を科学的な視点から理解する事も必要ではないかと考えた。
授業のねらいと活動
① | 「祖母と同居する事になった中学生Aさん一家において、祖母の部屋を和室の洋室のどちらにするかについて 家族で検討することになった。」という課題に対して、様々な角度からアプローチした資料の情報を整理する。 |
② | 整理した内容を、ジグソー法によりクラス内で共有する。相手に分かりやすく説明するように工夫する。 |
③ | 様々な畳に実際に触れることで、畳で生活するイメージを掴んでもらう。 |
④ | 家族の立場にたって、快適で安全な住まい方について考えられるようにする。 |
⑤ | 知識と体験から得られた内容を踏まえ、自分なりの意見を持つようにする。 |
授業の流れ
Ⅰ時間目
時間 (分) | 学習活動 | 資料 | ||||
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5分 |
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5分 |
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12 分 |
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10 分 | ||||||
5分 |
2時間目
時間 (分) | 学習活動 | ||||
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5分 |
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20 分 |
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15 分 |
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10 分 |
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各ブースの配置(例)
教材データのダウンロード
授業の概要(PDFデータ)
授業スライド(1時間目)(PDFデータ)
畳資料(機能)(PDFデータ)
畳資料(構造)(PDFデータ)
畳資料(生活)(PDFデータ)
畳資料(歴史)(PDFデータ)